第29章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
降旗「(ちょっ嘘だろ?今本気だった…何考えてんだよ?雨月さんがもし倒さなかったら…)」
赤司「…凛…」
私は赤司君を睨み付ける
『……刃物は人に向けちゃいけないって教わったでしょう!?緑間君も!剥き出しで歩くなんて何考えてるんですか!?』
降旗「(えぇー……そっち!?)雨月さん、怪我とか良い……の?」
怪我?
『はい!』
降旗「(そんなキッパリと!?)」
『だって大切な人が傷付くくらいなら私が傷付いた方がましです。私が出来る事は何でもしたいし、例え命が尽きようとも守りたいですから』
ニッコリと降旗君に向かい笑いかける