第14章 本当の事
『うわぁ!!キレー!』
私は随分と離れている星団を見ながら声を上げた。
もちろん、初めて見るわけではなかったが、最近ご無沙汰していた。
坂「アッハッハッハ、えいもんじゃろ?」
『はい!!』
坂本さんの言葉に私は大きく頷いた。
今、私たちは春雨の母船に向かっている。
名目上は商いに行くのだが、本当は私のためだそうだ。
陸奥さんに話を聞くと、ヅラと銀時から頼まれたらしい。
『ほんと・・・・すみません』
坂「任しちょき!しぃよいことぜよ」
坂本さんは笑っているが、本当に分かっているのだろうか?
ま、深く考えるのはよそう。
陸「そろそろじゃ」
『・・・・あー!!嫌だァァ!!』
坂「なんちゃあない!!不安ならわしのねきに・・・・」
陸「瑠維、おんしはわしのねきに居るのが一番じゃき。こんなののねきに居ったら病気がうつる」
という陸奥さん。まぁ・・・・そうかもね。