第10章 壊れていく日常
風呂から出たらあの人に電話しよう。
プルルルルルル
プルルルルルル
プルルルルルル
黒「おー。どーしたー?」
櫻「今平気?」
黒「おう。彼女と一緒だけど。」
櫻「なら、切る。」
黒「うそうそ。今は研磨と一緒だぞ?」
櫻「そっか。あのさ明日18時に仙台駅に来てくれない?」
黒「なんでだよ笑笑」
櫻「お願い。私を東京に連れて行って。」
黒「…。」
研「櫻、なんかあったの?」
櫻「あのね、やっぱり彼氏が浮気してると思うの。もう、宮城にいたくない。京治に会いたい。クロに研磨に皆に会いたい。」
研「クロ、行って来てあげて。櫻を連れて帰ってきて。」
黒「…。明日、連絡する。細かいことは明日聞くから。」
櫻「うん。ありがと。ばいばい。」
研「うん。また明日。」