第11章 珈琲色
大「ねえねえ」
櫻「ん?なあに?」
大「男にもバージンってあるの?」
松「ぶふぉっ…」
突然の大野の天然発言に櫻井は固まり、松本は噴き出した。
大「なんで笑うの!?教えてよぉ!」
松「ぶふぉおおっ…しょ、翔くんちょっと…」
櫻「がっ…俺がっ!?」
松「俺駄目…腹筋ネジ切れる…」
松本はずーっと笑い続けて、困り果てた櫻井は大野に向き直った。
櫻「あー…えっとね…智くん」
大「うん。なあに?翔ちゃん」
櫻「(やばい…なんか智くんが可愛く見える)」
大「翔ちゃん?」
櫻「(なぜだ…あんな役やったからなのか…)」
突然櫻井は立ち上がった。
後ろを振り返ると、ソファの後ろに隠れているのさまじょの襟首を掴んで持ち上げた。
櫻「うおい!のさまじょ!このリス野郎!」
の「あ…バレた…」
櫻「勝手に心の声、アテレコしてんじゃねえよ!」
の「ちぇ…面白かったのにな…」
笑い上戸の松本は、いよいよ再起不能になるくらい笑っている。
大「もお…ちゃんと教えてよね?」
松「ひぎぃ…」
櫻「あ、潤が死んだ…」
のさまじょは櫻井の手から逃れると、大野の手を引っ張った。
の「さ。大野さん行きましょうか」
大「はあっ!?また俺なのおお!?」
の「しょうがないでしょう…ご指名なんですから、ね?」
大「いやぁぁぁ俺休まないとしぬうううう…」
の「はいはーい…次のお相手は、二宮さんですよおお…」
ずるずると引きずられていく大野。
大「いやだああ!俺は休むんだぁぁ…」
の「はいはい。ガーベラ先生がまってますからねえ」
いつまでも響く大野の悲鳴と松本の引き攣った笑いに、櫻井の力は抜けていくのだった。
櫻「俺、なんでこんなとこ出てんだろ…」
松「ぐふうっ…」