第11章 珈琲色
二「ああ~…疲れたぁ…」
大「久しぶりにこの衣装着た」
櫻「やっぱ智くん似合うね」
大「そう?翔くんのほうが似合ってるよ?」
櫻「え?そう?」
松「ねえ、このザッハトルテ食べてもいいの?」
松本が言うと、全員のさまじょの顔を見た。
の「どうぞ…」
のさまじょはにこやかに微笑んでいるが、返事を聞いたら誰も見ていなかった。
の「ちっ…」
二「いやあ…それにしてもまたこの役をやることになるとはね…」
松「ホントだよ…俺、家でちょっとテンパリングの練習しちゃった」
相「ええっ…松潤ってほんと真面目だよね」
早速相葉はザッハトルテをもしゃもしゃと食べている。
大「でもテンパリングのシーンなんてないじゃん」
櫻「智くんは余計な事言わないの」
松「気持ちだよ、気持ち」
大「わあっ…松潤偉いなあ!」
松「おお…まあ、むふ…」
松本が照れている間に、のさまじょがにこにこ笑いながら割り込んできた。
の「そのまま次のお稽古入りましょうか?」
相「えっ…もう!?」
二「ええ…もうちょっと休ませてよぉ…」
の「ええっと、次は相葉さんと大野さん…」
二「ラッキー」
櫻「じゃあ、俺は休憩だな…」
松「あ、リーダーいってらっしゃい」
大「ええっ…そんなぁ…」
相「リーダーまだザッハトルテ食べてないよ!」
じろりとのさまじょは大野と相葉を見た。
の「次は衣装を着けるのに時間かかりますので、いきましょう」
大「ざっはとるて…」
相「リーダーに食べさせたかったな…」
の「はい、行った行った」
バタバタと3人は部屋を出ていった。
松「ん…あの人台本忘れてったよ…なになに…?」
櫻「あにゃ先生の台本で…」
二「ゆ…遊郭…」
三人は目を合わせると、見なかったことにしてそっと台本を閉じたのだった。