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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第1章 ラピスラズリ


お風呂から上がると、潤が髪の毛を乾かしてくれて…

「もう準備できてるから、服着ておいで?」

そう言って寝室に送り込んでくれた。

和也と一緒に着替えてリビングに戻ると、部屋が真っ暗だった。

「え?」

部屋の電気をつけようとしたら、ぱあんって音が聞こえた。

「んがっ!?」

なんかっ…顔に当たった!?

「お誕生日おめでとー!」

ぱっと電気がついたら、リビングのローテーブルに料理がぎっしり並んでた。

「わあ…」

俺にかかった紙テープを取りながら、潤と和也がほっぺにキスしてくれた。

「さ、食べようか」
「うんっ…」

それは潤の手料理で…
前の晩から、和也と二人で仕込みしたんだって。

「ごめんね…忙しかったからまだプレゼント買えてないんだけどさ…せっかくだから智のほしいものあげたいんだ。何がいい?」

ご飯を食べながら潤が聞いてくる。
俺はワインを片手に考え込んだ。

「あっ…」
「ん?なに?」

ちらっと和也の顔を見た。

「ん?」

やばい…にやけてくる。

「ほしいもの決まった」
「なんだよ?」

怪訝な顔をした和也の耳にこしょこしょと欲しいものを告げると、和也は破顔した。

「それ、いいね!」
「でしょー!」
「なあんだよ…コソコソして…教えろよ」
「えへへ…」

潤が少し拗ねた。

俺は潤の方に身体を寄せて、寄りかかった。

「あのね…?潤…」
「なんだよ…」
「俺が欲しいものね…」

和也がぶふぉって吹き出した。

「?」
「潤…の、バージン」
「……ぱーどぅん?」
「そこは、りありぃ?じゃないの?」
「いやいやいやいや…」
「絶対に今晩頂くからね」
「むりむりむりむり…」
「私も、協力しますよ?」

俺の上に和也も乗っかってきた。

「む、無理…お前ら二人相手にしたら…切れるっ…」
「大丈夫だよお…ね?和也」
「そうだよ、俺だって大丈夫だったんだもん…」

潤は慌てて俺たちに尻を向けて逃げ出した。

俺と和也は目を合わせてにやりと笑った。

「「いっただきまーーーーす!」」

「や、やめろおおおおお!!!!」




潤の絶叫は、11月26日の夜に虚しく散っていった。




【END】
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