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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


翔ちゃんの腕を掴んだ。

「智くん?」

そのまま身体を起こすと、翔ちゃんを胸に抱きしめた。

「ど、どうしたの?」
「ごめん…このまま…」

心臓が破裂するかと思うほどバクバクしてる。
翔ちゃんの濡れた髪が、頬にしっとりと触れる。

「さ、としくん…?」
「うん…」
「ちょっと…苦しい…」
「あっ…ごめんっ…」

あんまりのことに腕に力が入りすぎていた。
緩めると、ちょっとだけ翔ちゃんは身体を離した。

ふうっと吐く息が、俺の首筋を掠めていく。

襟元が乱れて、翔ちゃんの鎖骨が丸見えになってた。
震える手で首筋に手を這わすと、そのまま滑りおろした。

「あ…」

襟をそっとずらすと、肩が見えて…
そのまま浴衣をストンと落とすと、白い上半身が顕になった。

「翔ちゃんっ…」

その白い身体を押し倒した。

「智くんっ何するのっ…」

翔ちゃんは逃げようともがくけど、裾からは白い足が見えて…

もう俺は訳がわからなくなった。

「好きなんだっ…」
「え…?」

動きが止まった。

部屋の中には、俺達の荒い息だけが響いてる。

「俺…翔ちゃんが、ずっとずっと…好きなんだ…」


あ…

言っちゃった…


呆然と俺を見上げる翔ちゃんから飛び退いた。

「ご、ごめんっ…忘れてっ…」

嫌われる…
いや、確実に嫌われた。

なんてことしたんだ俺っ…

翔ちゃんに背を向けた瞬間、背中に衝撃が来た。

「え…?」
「智くん…やっと言ってくれた…」
「翔ちゃん…?」
「俺、ずっと待ってたんだよ…?」

翔ちゃんが後ろから俺を抱きしめていた。

「忘れるわけない…俺も…好きです…」

さらさらと庭から木々を揺らす風の音がする。


「翔ちゃん…俺と…」
「うん…」

ぎゅっと俺を抱きしめる腕を握った。

「結婚してください!」
「え…ええええっ…」




その日の俺の暴走は…

止まらなかった。





END

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