第7章 グレイ scene5
「も、だめ…」
雅紀が呻くと、全員の動きが激しくなった。
「ああっ…雅紀っ…凄いっ…」
ぎゅうっと潤の手に力が入って、俺とニノは思わず前のめりになる。
「潤、ちょっと弱めろ…」
「んっ…だぁって…ああっ…」
「あ…私、もうヤバイ…」
ニノが潤の手の上から自分の手を重ねて扱き出した。
それを見て俺も手を重ねた。
「ひゃっ…あっ…ああっ…もうっイッちゃうっ…」
「俺もっ…あああっ…潤っ…」
ほぼ同時に、俺達は上り詰めて弾けた。
「はぁっ…も、もうっ…嫌っ…」
足も手も縮めて、潤は枕で顔を隠してしまう。
「…ごめんて…潤…」
智くんが口を拭きながら、潤の身体をふきふきしてる。
「気持ちよくなかった?」
ニノが潤の髪を撫でながら、微笑んでる。
「…きもちよかった…」
「ふふ…だろぉ?おまえ、身体は正直だよ。いつもよりとろっとろだったもん!」
雅紀が嬉しそうにダメ押しすると、潤はゲシッと雅紀をベッドから蹴り落とした。
「みんながすけべなことするから!」
「はいはい…落ち着けよ…」
「もう…ちゅーしてくれないと許さない…」
ちゅっとキスすると、潤は俺の首を抱き寄せた。
「お風呂…入りたい…」
すでに準備はできてたから、皆でお風呂に入った。
潤は身体の力が入らないらしく、ずっと俺に凭れかかってた。
「ごめんね…?重い?」
「大丈夫だって。ほら、もっとこっちこいよ」
「うん…」
なんか…今日はやばいくらいにかわいいな…
風呂から上がって晩飯を食っても、なんだか潤はふにゃふにゃして、かわいらしかった。
そんな潤を放っておくやつなんか、ここには一人もいない。
「も…やぁ…また出ちゃう…」
「いいから…ね?」
なんて皆で触ってたら、潤は怒り出した。
「もう!明日も仕事!俺、寝る」
立ち上がるとドタドタと逃げ出した。
「おい…どこ行くんだよ」
「トイレ行って寝る!」
4人で目を見合わせた。
「ふうん…トイレいくなら、お手伝いしなきゃね…」
「ちょっ…ヤダっ…」
「まあまあ、遠慮しないの」
「おいら、持ってやるよ」
「じゃあ俺は抱えててやるよ」
「やめろド変態ーーーーー!」
潤の叫びは、虚しく家に響いて散っていった。
END