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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


ピンポーン…
部屋の呼び鈴が響く。

だいぶ待ったけど、部屋の扉が急に開いた。

あれからすぐに電話を切って、慌てて服を着て和也の部屋に来たのだ。
もちろんね…ホテルは、フロアは違うけど和也と同じとこ取ってたから…

「翔ちゃん…」
「…恋人、お届けに参りました」

バスローブ姿の和也は、呆然としてた。

「なん、で…?」

驚いたままの背中を押して部屋に入ると、すぐに手を繋いでベッドまで引っ張っていった。

「さ、熱あるんだから寝よう?」
「や、や、ちょっと…え?なんで居るの?」
「…実は…撮影見学させてもらってた」
「えええっ…嘘でしょ!?」

ぽいぽいと服を脱ぎ捨ててTシャツ姿になった俺は急いでベッドに潜り込んだ。
ベッドヘッドにあるスイッチで部屋の電気を消してしまうと、呆然と立ってる和也をベッドに引きずり込んだ。

「もう…何やってんだよ…」
「だって…逢いたかったんだもん…」

バスローブの身体を抱きしめてぎゅうってした。

「翔…」

すぐに熱い唇が、俺に口付けてきた。

「ごめんね…本当は会いにくるつもりなかったんだけど…」
「なんで…」
「だって、仕事の邪魔しちゃ悪いと思って…」
「バカ…」

ほんのり、和也の身体は熱くて…
やっぱりちょっと熱があるみたいだった。

「…熱…大丈夫?」
「上がった」
「えっ?」
「翔が…会いに来てくれたから、上がった。どうしてくれんの?」
「……どうしよう……」

くすっと笑うと、和也も笑った。

「でも…元気になった」
「ほんと?」
「触ってみる?ギンギンだよ」
「ばっ…ばかっ…」


朝になって起きると、和也の熱はすっかり下がっていた。

「良かった…今日もがんばってね」

一緒にホテルを出る準備をしながら言うと、和也は俺を後ろから抱きしめた。

「ねえ、恋人デリバリー屋さん…」
「なに…?」
「今晩も、恋人届けてくれる?」
「…もちろん」

答えると、一層ぎゅうっと抱きしめられた。

「じゃあ、今晩は美味しく恋人を食べよう」
「えっ?」

ぐるんと身体をひっくり返されて、ぶちゅーっとキスが来た。

「離さないからな。翔…」
「んもう…バカ…」


俺達は

どこに居たって



離れない、二人




END

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