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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


「俺のこと…かわいいって言ったんだよ…?」


俺は…
別にそんな趣味ないけどさ。

あれから大野さんのこと、気になって気になってしょうがなくて…

ある日はたと、自分の気持ちに気づいた。

こんなこと気づかせた、大野さんが悪い。

だから、押しかけてやることにしたんだ。
実力行使、既成事実…バンザイ!



…たとえ嫌われたって…いい…

当たって砕けないと、すごく後悔すると思ったんだ…



「か、かわいいって…」

大野さんの顔が、真っ赤になった。
顔に打ち上げ花火が上がったみたいに、ボンボンバンバン赤くなった。

「忘れたの…?大野さん…」

忘れてるのは、わかってる。
だけどね、俺だって必死なのよ。

そっと腕を伸ばして、大野さんのシャツの裾を掴んだ。
ぐっと引き寄せると、そのまま抱きしめた。

「に…ニノ…」
「こうやって…俺のことかわいいって言ってくれたんだよ…」

大野さんの心臓の音、凄い。
バクバクいってる。

「大野さん…」

必殺っうるうるした目で見上げる二宮!を炸裂させてみた。

瞬間、大野さんの顔が真顔になった。

「わっ…」

乱暴に抱きしめられた。

「……しらねーぞ……」

ぼそっと漏れた呟き…

それって、いいってこと?

「俺は、ここに住みたいんだもん…」

今度は、俺の心臓がバクバクうるさい。
大野さんに聞こえちゃう…

「ばーか…押しかけ女房かよ…」
「……女房に、してくれる……?」

そっと身体が離れていった。
大野さんの顔がゆっくりと近づいてくる。

「こんなかわいい嫁さん…貰っていいの…?」


いいんです。

だって俺は、あなたが好きなんだから。





大野さんの引っ越しの日は…


俺のお嫁入りの日になりました。





END

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