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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第6章 ショコラ scene4


「純一郎様…?」

ぼんやりと、暗闇に浮かび上がる姿は…
寝間着姿の純一郎様だった。

「純一郎様…!」

駆け寄ると、白ちゃんがびっくりして逃げていく。
手を伸ばして影に触れると、そこから何かが身体に流れ込んできた。


”寂しい…憎い…寂しい…寂しい…憎い…”


冷たい…ここは冷たい…

憎い…健康な体の弟が憎い…

なぜ死ななければならない…


寂しい…寂しい…


憎い…









どこにいったの…?

なんでぼくをおいていくの…?

ねえ、まただっこして?

ぼくのあたまをなでてよ…

ここはくらいよ

ここはさむいよ

おなかがすいたよ





おかあさん…








おかあさん…






おたあさま…






気がついたら、境内の石畳の上で倒れていた。

身体が冷たい…
頬に柔らかな毛皮の感触がして目を開けると、白ちゃんが私にまとわりついていた。

「白…白ちゃん…おいで…?おかあさんのとこにおいで…?」

手を伸ばすと、白ちゃんは顔を擦りつけて一声鳴いた。

身体を起こして白ちゃんを抱きしめると、白ちゃんは私の胸にすりすりと顔を擦りつけた。

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