第19章 雄英体育祭
私は、右手を高く真っ直ぐ上げて、
風利
「宣誓ッ!!!」
「「!」」
ブーイングを掻き消すくらいの大声を出した。
風利
「我々選手“一同”‼︎」
薙景
(あ、括った)
上鳴
(爆豪のをなかった事にする気だ)
風利
「全力を尽くして競い合い、高め合い──正々堂々頂点を目指す事を誓います‼︎」
バカ豪なんかに一位を獲らせてなるものか‼︎
風利
「選手代表、八剣風利!」
ミッドナイト
「宜しい!」
言い切ると、ミッドナイト先生からウインクを送られた。
切島
「良いぞ風利ー!」
芦戸
「風利、カッコイイ!」
さっきまでの緊張は何処へやら…私は、観客や他クラスの生徒を、真っ直ぐ見る事が出来ていた。