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ハイキュー 夢主攻め※R18

第45章 及+国/憧れ*イベント小説



私には、憧れの先輩がいる。
及川徹、女子からの人気があり
ルックスも高く、おそらく頭もいい。
私はその及川徹に憧れを抱いている。
要は、周りの女と同じ って事になる。

はっきり言ってしまえば、
私は中学生の時、バレー部の
マネージャーで及川さんとは
かなり仲がよかった…はず。
よく喋ってたし、誘われて一緒に
遊びに行ったこともしばしば…。
でも、もしかしたら及川さんに
とっては数百人、数千人の中の1人
かもしれない私を覚えてくれて
いるのだろうか…いや、
きっと覚えていない。
覚えてたら奇跡そのもの…。

と、私はネガティな思考を持ち
合わせているため、話しかけようにも
かけられず、携帯も機種変したため
及川さんのアドレスも消えて、
今や手の届かぬ存在に…。

もちろん、マネージャーはまたやりたい。
でも…こんな群衆がいる中、
マネージャーなんてやりづらくて
仕方ないじゃないか…。
私は、薄々及川さんを諦めていた。



「先輩…!」

「?!…ぁ、国見くん!久しぶりだね!」

いつものように体育館へ見学に行くと、
いつも早く来ているのか、国見くんが
立っていた。

「先輩…ここの高校だったんですか…?」

「うん、国見くんもここに
入ってきたんだね〜 やっぱり及川さんが
いるから?」

「まぁ…ハイ」

私の可愛い後輩くんが、こんなにも
かっこよくなっている…なんか母性本能が。←

「あの、先輩 中学の時
言い残していたこと、今言っていいですか」

「え、うん?」

真剣な眼差し、国見くんは一拍置くと、
はっきりとした声で

「好きです、付き合ってください。」

と、言った。流石に耳を疑った。
え、と呟く私に、国見くんは
お願いします、と頭を下げた。

「ずっと憧れてて、好きで でも
言えなかったんです」

そう言う国見くんは、真剣そのものだった。
このまま、叶わない夢を描くなら、
いっそ国見くんでも構わないような、
最低な事だとわかっていても、
そんな気分にさせられた。
そんな時…。

「はいストーップ!あの国見が
どんな女に告白だと思えば…
ウチの可愛いマネージャーちゃん
じゃない、青城にいたんだ?」

「及川さん…!」

私の憧れ、及川さんが颯爽と現れたのだ。
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