第19章 花巻/キスして!*イベント小説
「あの…名前は
わからないと思うけど
媚薬ってゆうさ、少し
発情できる薬みたいなものが
あるんだけど俺、名前に
飲ませようと思って…」
「え?なんで…?」
「キス…できるかなって…
で、どんくらい効くのかな…って
試しに1袋飲んだら…
思った以上に効き目が凄くて…」
恥ずかしそうに顔を覆う。
私は、意を決して
花巻さんの肩に手を置く。
「え、名前…?」
不思議そうに顔をあげた
花巻さんに、チュッ、と
キスをする。
「!!!!???」
驚いた顔をする花巻さんの
頭を撫で、微笑む。
「もう…イヤだなんて言いませんから
変な薬使わないでください」
そう言うと、コクリと頷き
私に顔を近づける。
私は躊躇わず、また唇を重ねた。
(あの時の花巻さん
可愛かったです)
(…それは もう言うなって…)
(ホントのことですよ?)
(うるさい…!)
(花巻さん、キス…しません?)
(?! いいの?)
(はい!お願いします)
(名前…大好き)(チュ