【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第5章 数千年の月日
「今まで、見ないように見ないように、
ずっと無意識に避けてきた。
常夜の言葉で気付かされたよ。
辛い思いをさせ続けてしまって、ごめんね。
ノギだけじゃない、咲夜、紅夜。
お前達のことだって、私は何も知らなかったんだね。
悲しみは分け合うと半分になると言う。
自分のことでいっぱいいっぱいになって
ほかのことは何も見ていなかった。
お前達にはお前達の過去があると言うのに。
ゆっくりでいい。
言いたくないことは言わなくていい。
お前達のことを教えてくれるか?」