【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第2章 出会い
「なんでこんなとこいんの?冬夜は?」
あー。
怒ってる顔。
「・・・別れた」
一言そういうと直樹の神経を逆なでしてしまったらしい。
怒ってる顔は怖い顔になって。
あぁ。冬夜と付き合ってるときはよく3人で遊んだのに。
いいことも悪いことも。
なんでこのタイミングで会っちゃうかなぁ。
泣きそう。気分最悪だよ。
「はぁ?聞いてねぇ。」
低い声。
仲良かった。
だけどそれは冬夜の彼女だったからで。
「どういうことだ」
聞こえてるのに、答えられなかった。
怖いからとかじゃない。
悪いこともよく3人でしてきたからね。
なんて言うか、ヤンキーだったし。
だから、怖いとはちっとも思わない。
ただ数時間前。
バイト前に目が真っ赤に腫れるまで泣いた
そもそもの原因を思い出さずにはいられなくて
また泣いてしまいそうで。
泣くのを堪えるのに必死だった。
それがいけなかった。