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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす


「姫凪!」

道の向こうから
フラフラと歩いて来る人影

暗くても分かる
それがお前だって

『クロ…』

「木兎の所に居たんじゃねぇの?」

顔色悪ぃな
息も上がってる

『ん、風邪ぶり返して
助けて貰っただけ
ごめん、行かなきゃ。』

「姫凪?
木兎になんか、された?」

襲われて逃げて来た、とか?

腕を掴んで引き寄せ
目を覗き込むと

『……な、なんにも!
離してよ、クロ』

赤くなって目を逸らす
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