白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす
強引に舌を
捩じ込んで
グチュグチュと口内を犯した
頭を真っ白にしてやりたかった
「どうだ?似てるか?」
『クロ…なんで……』
なんで?
分かんねぇの?
お前が俺とのキスを忘れかけてるから
木兎のソレなんかと
重ねてるから
「答えになってねェよ
なんだ?まだ分かんねぇ?
もっとされてぇの?」
思い出して欲しくなったんだよ
潤む目に熱くなる目頭
後頭部を抑え
重ねる唇
忘れんな…バカ。
俺は全然忘れられねぇのに
消してくれるなよ