白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第14章 華を揺らす蝶を排する潔い華
「…動き過ぎて…
体調悪くなっただけですから…
お気になさらず」
ツンとそっぽを向くと
『あ…そうだったの?
…なんか凄い辛そうな顔してたから
嫌な事でもあったのかな?って』
………は?
何言ってるんですか?この人。
『顔色やっぱり悪いよ?
大丈夫?
木兎呼んでこようか?
私じゃ担いであげられないし』
フニャリと笑って
自動販売機の水を買って
『はい。すぐ戻るから
大人しくしててね?』
俺の頭をふわりと撫でる