白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
けど…
『赤葦くんから聞いてても!
チャント話したい…
ゴメンよりも…もっと
伝えたい事が
イッパイあるの…
だから…お願い
これだけは聞いて…欲しい』
そんな真っ直ぐに見つめられたら
「…ハイ。キキマス」
NOなんて言えるわけなく
ムラムラした気持ちを抑える様に
なるべく邪がバレない角度に
息子をおさめて
抱き直す
『…あの…ね
私、研磨も光太郎も赤葦くんは
少し形は違ったけど
でも、赤葦くんも
愛したいって思ったし
愛されてるって思った…
幸せになりたいって
思ったの…』