白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
「クロ?」
「…研磨…姫凪の事だけど…」
姫凪の中の俺は枯れる…のか?
でも…そんな事したら
姫凪とはもう…
「姫凪は…おれのだから…
ダメだよ…?
絶対に…渡さない…!
おれ、姫凪が…!!
姫凪はおれの、だから!!!」
怯む心に
イキナリ突き立てられた
小さいのに鋭い猫の爪
「研磨落ち着けって!
何も言ってねぇだろ!」
「姫凪…クロの事スキだけど
姫凪の彼氏は、おれ…だから!
心は…おれの…だから…!!」