白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
『え?うん…そうだけど…
多分、ヒマ電だから…その…』
「出れば?ほら、光太郎〜って?」
彼氏でもないのに
木兎だってもう姫凪の
オトコってわけでもないのに
条件は同じになったのに
俺の腹の中は嫉妬で一杯で
頭の中には
あの日の合宿の夜が
鮮明にフラッシュバックしていた
『クロ?』
「…アレ、結構キツかったんだよなー…
仕返しして良い?」
姫凪を家に押し込み
玄関の靴がないのを確認して
グチャグチャに靴を脱ぎ捨て
姫凪の部屋まで一気に
連れ込んでしまった