• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…


そんな事を思う俺の耳に

『雨…嫌だな』

姫凪の声が小さく届く

「!?なんで?」

『え?…なんとなく?
寒くない?』

「…そうか。
そうかもな。」

重なってるはずの気持ちが
浮いて見える
手放しに喜ぶには

『…うん。
あ、着いちゃった…
送ってくれて…ありがと…』

お前の声が遠すぎる

「こんな近かったかァ?」

近くに来いよ
翔んで行くなよ

『…ホント!なんか近かった…
もっと…遠かったら…』

「遠かったら?」
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp