白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
「俺も、お前に聞きたい事が…ある」
『うん…何でも話す。
てゆっか多分同じ事だよね?
私が話したい事と
クロが聞きたいこと』
俺を見つめる上目遣いの瞳
揺れるな、理性。
チャント聞いてから
チャント言ってから
「そうだろうな。
姫凪…木兎と別れた、のか?」
そうだろう?
『うん。別れた、の』
間髪入れずに返って来た言葉に
思わずグッと拳を握る
姫凪は誰の物でもない
なら…もう…我慢なんかしなくても良いよな?