白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
少しホッとした顔で俺に笑いかける姫凪に
「ドコサヘキサエンは大事だかんなー!
夜っ久んはそこんトコ分かってねぇんだよ」
笑って返すけど
胸は高鳴り続けるばかり。
本当コイツは厄介過ぎる。
胃袋まで掴んで離さねぇ気かよ。
『夜っ久んはお肉好きだもんね〜
よくクロと喧嘩してたの思い出す』
クスクス笑って
自分もテーブルに付く姫凪
「あれは向こうが絡んで来ただけですぅ
…って。なにニヤけてんよ?」
『ううん、なんか同じ事
昔にも聞いたなーって思って』