第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…

そういう行動が唆るって
ソロソロ気付いて欲しいンですけどねェ…

「んー？どうだと思うよ？
お前が自分で確認してみたら？
ほら…どーでしょ？
コッチ向けー…」

ユックリ近付いて
姫凪の肩に顎を起き
フッと耳に息を吹きかけてみる

『ひゃあ！』

「ほら、早く〜コッチ向いてクダサイ」

『もう！クロ！
チャント着て無かったら
叩くから！！』

目を瞑ったまんま振り返り
ソロソロと瞼を開けていく

…やばい。

「ストップ…それ、駄目なヤツ…」