• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…


「母ちゃーん、瓶の牛乳ー!」

『え?瓶?まだ取ってるの?
ハーイ、待っててね』

いや、お前が待て。本当に。

明らかに、母ちゃんじゃない声

カウンターの奥に目を凝らすと
小さな背中がウロウロしてるのが見える

「研磨ァ…!!」

思わず握る拳は

『あ、研磨帰ったよー
クロが起きたら帰るって言ってたもん
お風呂は入る音が聞こえたから
起きたんだって思って
軽くだけどご飯を…』

居るだけで反応しちゃいそうな程
好きな女の声で行き場を無くし

「と、とりあえず!
振り返るな!
リビングは見るな!分かったな!姫凪!」

前を抑える手に変わる
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp