白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
時間を確認すると
少なくとも姫凪は
まだ寝るような時間じゃない
「電話すっか…でも…」
携帯を持ち履歴を見て
ため息を一つ
「とりあえず風呂、だな」
ビビったとかじゃねぇぞ
内容的にも俺的にも
「スゲー逢いたい」
姫凪の側で、って思ったんだよ
学校&部活終わりのままじゃ
さすがに色々キツイからな。
逢ってチャント別れた理由とか
その色々と…
「やべっ!緊張すんだけど!?
よし、落ち着く為にも
風呂でサッパリ、そうだ、そうしよう!」
熱くなり過ぎる気持ちと
身体を鎮める為に
部屋から一目散に風呂場に駆け込み
頭からお湯をぶっかけた