白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
一日で終わったのも
何ヶ月が続いたのも
終わりを納得出来たら
次の日には笑えたのに
納得してる
終わりだって覚悟も出来てる
なのに、なんで
未練タラタラなんだよ
なっさけね!
くっそ!モヤモヤが
尋常じゃねぇし!
しっかりしろよ!
俺のバカバカバカバーーカ!
クッションにぶつかる溜息で
何かを察したのか
「余計な事かもしれませんが
その感情は情けなくなんか
ないですよ?木兎さん」
カウンターの向こうから
赤葦が話し掛けてきた