白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
「ん?あ~…なんでもねェ…
…今から姫凪のトコ行くけど
なんか伝言は?」
「早く帰って来い
メス猫じゃウチのマネは
務まんねぇから。以上」
夜っ久んらしいストレートな
伝言に笑いながら
既に着替終わってた
研磨と合流した
「クロー!
お疲れ〜!ねぇ、暇なら遊んで〜?」
体育館を離れ歩いてると
ゾロゾロと俺の後ろを付いてくる
女子達
「暇じゃないですぅ
今から夜久パイセンからの
伝言を届けに行かなきゃ
なんねェの
ほら、研磨、急ぐぞ〜」
研磨の背中を押して歩く速度を
早めると
後ろからコソコソ聞こえる声