白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
それからしばらくは
穏やかな日々で
時折痛むキズも
スグ癒えるくらいに
姫凪には笑顔が増えていた
「姫凪ー!今日は
木兎の所かァ?」
『ううん!木兎は今日はダメみたい
この前の実力テストが地獄だったから
勉強会なんだって』
「お前が教えりゃ頑張るんじゃねぇの?」
『え?まぁ…教えるのは
問題ないんだけどさー」
こんな会話も普通に出来る様になった
カナリ進歩だと思わねぇ?
俺が姫凪と木兎のデートの
話題出すとか
数週間前なら考えらんねぇよ?