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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
これが姫凪の選んだ答え
姫凪の歩む道だ
落ちる涙は足元を濡らす
本当に背中しか見えなくて良かった
「荷物取ってきて
待ってるから
早く行きなよ姫凪?
遅いと置いて行くよ」
『それは嫌!』
姫凪の声色が少し明るくなり
バタンとドアの閉まる音がした
「いつまでそこに居るの?
今のうちに合流しときなよ?
一緒に居られる時間
これからもっと
貴重になって来るよ」
研磨は背中を向けたまま
俺に声を掛けてくる
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