白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
良かった…。
クロもそう思う?
思ってくれるの?
「どうしたんですかァ?
さっきみたいに笑って?
お前は笑ってんのが似合ってる
木兎に感謝だな!
また、昔のお前に逢えた」
その笑顔は本当?
「幸せになれよ?
もう、泣くなよ?な?」
その言葉は本当?
『うん!大丈夫!
幸せだよ?
クロも…幸せに…なってね…!』
私のこの気持ちは
本当、だよね?
「当り前だろ?
だから…その…」
頭を撫でてたクロの手が
ゆっくりと頬に降りてくる