白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
喘ぐ声で返事が出来ない私に
嬉しそうに笑いかけて
「実は俺もどっちも気持ちいい」
無邪気に続ける木兎
こんなに笑顔で抱かれた事って
しばらくなかったな…
フワリとまた浮かぶ
クロの笑顔
ダメ…出て来ないで…
『木兎…今すぐイカせて…』
もう、忘れたいよ。
「うん、分かった
姫凪…何度でも俺で満たすから…」
私の変化を察したのか
一際優しく微笑んで
最奥を揺さぶってくる
"愛してる"と囁き合い
何度も確かめ合って
二人の気持ちを今に戻した