白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
『声デカイ!タクシーで帰ってんのに
なにがあるのよ!』
〈運転手がヘンタイとか!
実はタクシーのフリした変な車とか!?
やばい!俺行く?!
なんかソワソワして来た!
オマエが無事か怖くなってきたー!!〉
ドキマギする気持ちが
吹き飛ぶ様な台風テンション
でもそれは
『もう!落ち着きなさいよ!バカ!
本当に木兎は…!』
〈だって心配し出したら
止まんねぇんだよ!バカ言うな!〉
目の前の雲を憂いを
何もかもを吹き飛ばし
光を当てる木兎の風