白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第25章 蝶を抱く華
大袈裟に頭を撫でて
シャンプーの匂いをふわりと立たせる
ほら、最高じゃん?
同じ匂いさせて
俺の匂いも混ざってて
恋人みてぇだ
それに
『本当に…変な人…
でも…その…木兎のそういう所…
好きだよ』
やっぱり頑張りゃ良い事あんだよ
良かったな!ムスコよ!
しばらくオカズには困らねぇ!
"足んねぇよ!"って聞こえてきそうな程
いきり立ったソレに
苦笑いを漏らして
「なぁ…このまま
ここに居てくれねぇ?
抱き締めて寝てぇんだけど…
あ!信用出来ないなら
手、繋ぐだけでも!」
甘えも漏らしてみる