白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第25章 蝶を抱く華
んッ!と尖らせた唇
うっすらとコッソリ開けた片目
『も、もう!
バカ木兎……ン…おしまい…!』
本当に一瞬だけ重なった唇
「小鳥かよー!
エロいくせにウブか!
可愛いな!クソ!!」
『エロいは余計!
あの…さ!
…我慢させてゴメンナサイ!』
ペコリと下がる頭
サラサラした髪が揺れて
そこからは
お揃いのシャンプーの匂い
「…別に?良いんじゃね?
ヤろうと思えば全然出来るのに
俺が勝手に我慢してンだし
それに…
オマエの涙止まったし
笑ったじゃん?
後は!キスもしたしされたし!
なんだよ!最高じゃん?!」