白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第18章 蝶よ止まれと華はその香で誘う
意味わかんねぇ…
なんで…お前は…
幸せになろうとしねぇの?
去って行く二人を
追いかけようとした足が
「話があるって言ったの
聞こえませんでしたかァ?」
黒尾くんが止めた。
「ナニ?俺にはないぞ?」
「俺があるんだ。
木兎…お前…姫凪が好き…?
本気で好きなのか?」
青春ドラマ?!
って、茶化す空気じゃないな
「本気で惚れた
言っとくけど
いつもみたいな遊びじゃねぇからな」
黒尾くんの問いに素直に応えた。