第3章 調査兵団
ある日のこと
今日も先輩方の無茶な依頼を軽くかわし
ひと段落ついた頃
「!」
「は、はい!」
(うぅ…もうさすがに腕に力入らなくなってきた…)
「すまんなぁ
この書類、リヴァイ兵長に渡してきてくれ」
「リヴァイ兵長⁉」
ピクッと反応した
「ああ、知ってるだろ?
大事な書類だから手渡ししてくれると助かる」
「は、はい!了解です!」
(リヴァイさん…
姿はたまに見かけるけど
実はあれ以来話してない…
いつもそばに誰かしらいるし
忙しそうだから話しかけにくい
それにいつも眉間にシワよせてこわい顔してるし…)
(久しぶりにお話したいなって思ってたから
ちょうどよかったかも)
なんでこんなに緊張するんだろう…
心臓がドクドク…
は書類を両手で抱きしめると
リヴァイを探しに部屋を出た