第9章 夢
それを聞きリヴァイはを見つめる
「ごめんなさい!適当なことを…
でも、記憶のない私にこんなにもよくしてくれて…
忙しいのに毎日医務室に来てくれてた…
それに
アルミンが
なるべくリヴァイ団長のことをたくさん考えてみて
って…」
「アルミン…」
「その時はよく意味がわからなかったけど
みんなと話しているうちに
私に早くリヴァイさんを思い出して欲しいって言ってるのが
伝わってくるんです
…だから思いました
もしかしたら私にとってリヴァイさんは
とっても大切な人だったんじゃないかって」
まっすぐリヴァイを見つめる
(…もう少し…なのか?
思い出せるのか…?
けど俺は
今日ここにきたのは…)
「リヴァイさん教えてください!
私にとってリヴァイさんは…!」
「なんでもない」
「……え?」
「俺とお前はただの上司と部下だ
それ以上でも
それ以下でもない」