第2章 戦い…
渋谷「ー。ー。」
『んー?』
渋谷「・・・」
横山「むっちゃおもろいな。笑」
村上「思うがままに生きてるからな」
大倉「ちゃんー?ちょっと数学のノート貸して貰ってもいい?」
『うん。いいよー。こっちのやつ?』
渋谷「俺のん貸したろか?」
大倉「え?すばるくんノート書いてる?」
渋谷「あー。おん。多分」
大倉「全然あかんやーん」
渋谷「ー。今日・・・」
『あ、章ちゃん。この前CDありがとう。めっちゃ良かったー。また貸してー』
渋谷「は?」
安田「ええよー。ちゃん、こんな感じ好きかなーって選んでみてん」
『ほんま!?めっちゃ当たってる!!章ちゃん凄すぎー』
安田「良かったー。あ!!今度なぁーライブ行かん?」
『行ってみたい!!』
渋谷「ヤス!!」
安田「え?すばるくんも行く?」
渋谷「おん・・・」
横山「すばるー。ちゃん。鈍感なんやと思うで?」
渋谷「は?別に好きとかちゃうわ」
村上「もうー素直になりーや。ヤスも狙ってんちゃう?」
渋谷「だから、好きちゃう言うてんやん!!」
『どうしたん?すばる?』
渋谷「何もないわ!!」
すばるは、そう言い残して教室から出て行った
『すばる。どうしたん?』
横山「ちょっとな。モヤモヤしてんねん」
『悩み事?あたし、なんかした?』
村上「いけるいける。気にすんな」
『うん・・・』
その後、チャイムが鳴ってすばるは、席に着いてた
あたしは、すばるをずっと見てた
後ろの亮くんが、肩をトントンして紙切れを渡して来た
“すばるくんのこと好きなん?”
それだけ書かれてた
あたしは、慌てて後ろを向き
頭をブンブン左右に振った
亮くんは、ただニヤニヤしながらあたしのことを見てた