藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第12章 ♡Story59♡ 溢れる気持ち
1時間目は、秋に行く修学旅行の班決めだった。
ちょうど私達は、いつもの面々で班を組むことになった。
「よーし、まずは班長決めないとね!
班長やりたい人h.「はーい!」徹平さんは却下です。」←
「えぇぇぇ!?即却下って美香ちゃん酷いでしょ!」
「徹平さんには任せられませんから!」
「俺、警察学校時代は場長だったんですけどー!学校でいう委員長だからな!?」
「徹平さんが、なんで……」
「意外すぎんだろ……」
陸と玲は「信じられない」という表情で徹平を見た。
「……班長は、無難な団司さんでいいんじゃないかな?」
「私も百合の意見にさんせーい!」
「俺もそれでいいと思う。」
美香と和真はすぐ賛同。
「徹平さんより断然団司さんでしょ!」←
「ちょいちょい陸くーん?」
「徹平さんが班長になったらいろいろアレですから!」←
「玲までひっどい言いようだな!」
「わかった、俺が班長やればいいんだな。」
「「「お願いします!」」」
「っんだよ……じゃあ、副班長……」
「副班長は、あまりやることないから徹平さんでいいと思うよ。」←
「百合ちゃんの言い方が一番傷つくー!!(泣)」
「じゃあ班長が団司さんで、副班が徹平さんね。
あとは美化・保健・記録・会計だね……保健は私がやるよ、丁度保健委員だし!」
「俺は会計やるよ!お金の管理を陸とかに任せられねーから(笑)」
「おい玲!足し算くらいできるし!」
「だって陸、小学校の時から算数が苦手で今でも数学苦手じゃん(笑)」
「ぬっ……じゃ、じゃあ美化係やる……」
「陸、あっさり認めなくても……(汗)」
百合は思わず苦笑い。
「残ったのは俺と百合か……んじゃ、二人で記録係でもやるか。」
「うん、そうだね和真くん。
写真撮りとレポートってところかな。」
「だな。」
「っおい前髪!さり気なく百合ちゃんと同じ係に……
ってか!なんで百合ちゃんが下の名前で呼んでんの!?」
「ふんっ、てめぇには関係ねぇよ。」
「ぐぬぅぅ……」←