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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第6章 ♡Story53♡ ふたりの距離


「......じゃあ俺はもう用が済んだから、帰る。
最後に言っとくけど、そうやって男を簡単に入れんじゃねぇよ......よく言うだろ?
“男は狼”、だって......男は誰でも狼だ、お前みたいな典型的な羊は、



簡単に食べられるぞ。」



「っ......」



「......じゃあな、また明日。
弁当は早く起きれたら作ってく......」



「う、うん......こちらこそ、ありがとね?
その忠告......心に刻んでおきます(苦笑)」



「......。」




九条は、百合を少し見たあとそのまま帰っていった。



これで一安心と言いたいところだが、なんでここにアイツがいたのか



理由を知らないといけない。



「......。」



「......。」



そんな中、俺らの空気はだいぶ重いものとなっていた......



だが百合が先に口を開いた。



「っあのさ!
私昼頃LINE送ったんだけど......見なかったの?」



「......LINE?」



LINE......ったしか、電源を切ったままで......



「っもしかして見てない!?」



「っわりぃ......
スマホのバッテリーがあと少しだったから電源切っておいたままだったんだ。」



「ぁ、そう......(汗)」



どうやら百合は事前に連絡してくれていたらしい......



でも今日に限って気づかなかった。



まさに最悪だ......。



「......。」



俺は急いでスマホの電源を付けた。



すると百合からLINEの通知が一件入っていた。



その文面は...



『今日いろいろあって九条君を
うちにいれることになっちゃった(^_^;)
ちょっと料理を教えたいんだ。
だから悪いんだけど、
帰りは7時以降にしてくれる?
ごめんね!(>_<)』



......やっぱり、俺のほうに否があったらしいな(汗)




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