第4章 プレゼント
しかし律動が一番激しくなった瞬間……
「っんあ…あぁっ……‼」
限界だった体はビクビクと痙攣し、
下腹部から脳天へと快楽が突き抜けた…
二人の荒い呼吸が重なる。
「う…もう…イかないって決めたのに…」
「くっ…気持ちよかっただろ?」
顔を間近にし、シドが囁く。
アヤセは悔しそうに小さく頷いた。
「もう意地悪…」
「最高の誉め言葉だな。」
「シドは…イった?」
「ああ。すげー気持ちよかった。
なかなか興奮したぜ。」
そう言って顎を指で撫でられた。
「ん…それならよかった…」
安堵の表情を浮かべると
アヤセはシドに抱きついた。
「おい。」
「え?」
「何『もう終わりました』
みたいな顔してんだよ。」
「えっ?」
「散々お前に付き合ったんだ。
これからがメインだろ?」
「えぇ!?」