第3章 もっと…
シャワーを止めて、髪を乾かす。
(下着あれにしようかな…)
その下着は隠れ家に
いくつか置いてあるうちの一つだった。
セクシーランジェリーと
普通の下着の中間とでも
言えるようなデザイン。
キャミソールとショーツのセットの
その下着は、最初付けて
シドの前に立ったときは鼻で笑われた。
「ガキくせー」って。
ただその後シドは
それを気に入ったらしく
何度かリクエストしてきた。
どうやら肌触りがいいらしい。
(変なとこ少年みたいなんだよね…)
あとはショーツのサイドが
紐になっているから、
脱がせるとき楽でいいとも。
(せっかくシドの誕生日だし、
気に入ってるやつ付けてあげよ。)
そんなことを考えているうちに髪は乾き、
アヤセはバスルームを後にした。