第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「もし、70点採れなければ?」
「編入も今回の件も認めないそうです……が、万が一でもその様なことは有り得ません」
「「……。」」
其れほどの人物が来るのだろう。
そうなれば目の前の男達と同じ程の年齢の者が来る可能性が高い筈――。
生徒に紛れることなど出来るのだろうか?
烏間と殺せんせーは同じことを思った。
そんなとき
「心配せずとも大丈夫ですよ」
「「!?」」
太宰は不貞腐れた顔を止め、笑顔で云った。
見透かされた、か?
烏間の顔筋に汗が伝った。
「それでは暫くの間、宜しくお願いします」
そう云うと国木田が立ち上がる。
「待って下さい!その生徒の名前は?!」
殺せんせーが少し慌てて訊ねた。
太宰と国木田が顔を合わせて、振り返る。
完全に2人共、忘れていたのだ。
「夢宮アリスと云う17歳の少女です」
太宰が先刻、不満を並べた理由を、述べた。