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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


「ご、ごめん!
泣かないで!
と、とりあえず…そうだ!
俺の家、行こう!
お詫びに美味しいお菓子を…」

『なに考えてるんですか!
行くわけない!
及川さんのエッチ!』

「はぁ!?
エッチなのはそっちでしょ!
変な想像してさ!」

『してません!
そんな想像!』

ボリュームも考えず言い合って

「お客様。
恐れ入りますが
痴話喧嘩でしたら
店外でお願い致します」

店員さんに追い出されてしまった

『及川さんのせい…
マグカップ欲しかったのに…』

不満そうな姫凪ちゃんに

「姫凪ちゃんが
年甲斐もなく
ピーピー泣いて
キャンキャン吠えるからじゃん。
エロいくせに純ぶってさー」

悪態をつきつつ

「…マグカップくらい
買ってあげるから
機嫌なおしてよ、ね?」

甘い言葉を掛けちゃうのは

「あのネコちゃんの
マグカップが欲しかったの?
今度プレゼントしてあげるよ
泣かしたお詫びに
美味しいお菓子付けてさ」

参っちゃってるんだよね
この子に心底。
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