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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


その時

「…ちゃん!
舌の火傷
もう大丈夫そうだね!
及川さんの指ももう大丈夫ー!
でも、包丁怖いから
姫凪ちゃんがやって?
絆創膏借りるね」

急に私から距離を取り
絆創膏を持って
キッチンを出て行ってしまう

な、なに?
もしかして…からかわれた!?

でも、さっきのあの顔は
揶揄ってる様には
見えなかった…なのに…

あのままキスされるかもって
思った…のに…

『…どっちが本当のアナタなの?』

ゴロリと置き去りにされた包丁を
洗って戻し
中途半端に残された野菜を切って
ご飯の支度を再開しながら
ブツブツ不満を溢れさせる私

どうしよう…なんか
すっごいモヤモヤするんだけど!

あんな風にされたら
ドキドキしちゃうじゃん

もっと…って思ったのに…

『…なんで寝ちゃうかな…』

なんとか仕上げたのに
食べたいと言った本人は
ソファーで夢の中

『及川さん、起きて
ご飯出来ましたよ?』
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