白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第7章 新たな幕開け
「あかーし!?
いや、待て黒尾くん!
赤葦が手伝うと
余計な仕事が増え…」
「俺がなにか?
普段サボってるから
大変になるんでしょう?
ほら、サッサと準備しますよ」
ぎゃっ!いつ来たの!?
近くでスタンバッてたのかと
思う程早い登場に
目を丸める
私と木兎さん
「赤葦…お前まさか…
ストーカー……」
そうそう、それを疑いたくなるほど
凄いタイミングと時間に
いつもは騒がしい
木兎さんでさえ
言葉数がグンと減ってしまってる
「呆けてる暇はないですよ
木兎さん、さっさと
動いてください。
それと…たまたま、近くに居た所を
運悪く捕まっただけなので
変な想像しないように。
あ、二人の方は
俺の管轄外なので
適当に部屋を使って
そこだけ片して帰ってください」
私と木兎さんにため息を吐き
木兎さんだけを引き摺って
離れていく
「あかーし、分かった!
働くから怖い顔しないでクダサイ!」
「木兎さんの動き次第です
ほら、掃除用具出して」
「ぎゃーー……」