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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


さっきまで会ってたから
そんな事、気にしても
無駄かもしれないのに
バカ、だよね…

俺の言葉に
子供みたい、と笑って

『じゃあ、お肉たっぷりの
ご飯作りますね』

なんてエプロンのリボンを締め直す

可愛いな、ホントに。

後ろから抱き締めて
ご飯よりキミが食べたい、とか
言えたら
言える関係なら
どんなに幸せだろうね。

「手伝う事は?」

『え?そうですねー…』

「皿洗いでも
野菜の皮むきでも
なんでもするよ?」

なんでもするから

『…じゃあ…玉ねぎの皮と
人参の皮を剥いて下さい』

少しでもキミの近くに居させてよ

ゴロゴロ渡された野菜達

玉ねぎは楽勝。
問題は…人参さん。

「ピーラーは?」

『ウチ、置いてなくて
そのまま剥いて下さい
…あ、無理なら私が…』

「余裕!得意だし!」

言っちゃったー!
包丁で剥いた事なんか
ないんだけど!?
でも今更
やっぱり無理(ウヘペロ☆)は
恥ずかしすぎる!
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